惚れ惚れするような造形美の、包丁工房タダフサのパン切り包丁。
嫁の誕生日にリクエストされて購入した、僕も最近で一番お気に入りのアイテム。
柔らかいパンでも固いパンでもパンくずがこぼれずにスパスパ気持ちよく切れてオススメです。
刃先だけに波(ギザギザ)のついた、タダフサのパン切り包丁の特徴的なデザイン。
単純に切れ味を追求するのであれば、刃全体に波をつけた方がパン生地への引っ掛かりが増えてより切りやすいでしょう。なので大半のパン切り包丁は刃全体に波がついています。でも全体に刃をつけるとパンくずがこぼれやすくなる上、刃を研ぐことができなくなるので使っているうちにいずれ切れ味が落ちてしまいます。メーカに送れば研ぎ直ししてもらえるパン切り包丁もあるけれど、研ぎ直しの費用や手間を考えると基本は使い捨てです。
その点、タダフサのパン切り包丁は先端だけが波刃なので、パンくずが出にくく、切れ味が落ちてきたら自分で研いで永く使えます。嫁のリクエストですが僕も購入するに当たりそこがとても気に入りました。タダフサでも包丁を送れば研ぎ直しして貰えます。
タダフサ以外にも同じような形状のものがあるのかなと思って結構探したんですけど、なぜかありそうで他にはほとんど無いんですよね。ちなみにパン切り包丁について色々調べている途中で分かったことですが、プロのパン屋さんの多くはパン切り包丁ではなくよく研いだ牛刀を使っているみたいですね。突き詰めると物事はなんでもシンプルに。やはりそうなるんですね。
根気よく探せば通販で手に入ることも
タダフサのパン切り包丁はとても人気があって、楽天やアマゾンではぼったくりプレミア価格がついていたり、予約で3年待ち(!)なんてショップもあるけれど、僕は運良く定価で在庫有りのネットショップを見つけてすぐに通販で購入することができ、無事に嫁の誕生日までに間に合わせる事が出来ました。
幸いタダフサは取扱店が多く、色々なお店でちょこちょこ入荷があるようなので、楽天やAmazon以外の雑貨系のセレクトショップなんかも小まめにチェックすると良いかもしれません。
定価でも税込1万円ちょっとと決して安くはないのですが、永く大切に使うことを考えるととてもいい包丁だと思います。